行政書士必見!5月から兵庫県警の窓口時間が短縮に、車庫証明業務への影響は?

行政書士必見!5月から兵庫県警の窓口時間が短縮に、車庫証明業務への影響は?

2025年5月1日から、兵庫県警の本部および各警察署における平日の窓口受付時間が「午後4時まで」に短縮されました。
開始時刻はこれまで通り「午前9時」のままですが、従来の「午後5時まで」から1時間早く閉まることになります。

この変更、実は私たち行政書士、とくに自動車登録や車庫証明を扱う人にとって、地味に影響大です。

今回の変更は、県警本部では12種類、各警察署では25種類の業務に適用されます。
車庫証明関連業務も含まれており、例えば「自動車保管場所証明申請書の提出」など、普段のルーティンが1時間前倒しで組まないと間に合わなくなります。

変更の背景には、働き方改革や行政サービスの質向上が挙げられています。
また、警察署の窓口業務時間全体を変更するのは2018年以来、約7年ぶり。
この間に、手続きの一部がオンライン対応に移行したことも要因のようです。

では、実務にどう影響するのでしょうか。

一番大きいのは「時間の再配分」です。
例えば午前中に書類を整え、午後から警察署へ提出に行く、という日常の流れが、今後は「午後3時半には現地にいる」ことを前提に動く必要があります。

特に注意が必要なのは「他の業務との並行作業」が多い方。
午後4時の締切は、思っている以上に早いです。
昼過ぎからの1件訪問や役所まわりをしているうちに、警察署が閉まってしまう……なんてことも。

そのため、スケジュールの立て方を見直すのが重要です。
午前中の提出を基本に、可能であれば前日準備で余裕を持たせる。
また、予備日や予備時間を設けて、予期せぬトラブルにも対応できるようにしておきましょう。

ちなみに、遺失物届けや警察相談、110番通報などは従来通り24時間体制ですので、すべての業務が短縮されるわけではありません。
ただし、車庫証明業務は完全に「午後4時まで」の範囲内です。

今後、オンライン申請がもっと浸透すれば、窓口に行かずに済む手続きも増えるでしょう。
しかし、現時点では「対面対応」が求められる業務も多く、私たち行政書士のサポートが必要な場面はまだまだ多いです。

最後に一言。

こうした制度変更に対して、いち早く情報をつかみ、柔軟に対応できることは、行政書士としての信頼に直結します。
新しいルールの中でも、きちんと申請を通し、お客様に安心を届けられる存在でありたいですね。